2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

晩年/太宰治 ★★☆☆☆

文庫。 主にダメ人間作品で構成されています。 ダメな時はこの作品を思い出して「ああ、いくらダメになっても これ以上にはダメにならないだろう」と考えるのがよいかと思います。

出星前夜/飯嶋 和一 ★☆☆☆☆

島原の乱を題材にした歴史小説。 歴史モノだけに筆力はある。 ただ、エンターテイメントとしては落としすぎな感もあり。

ナイチンゲールの沈黙/海堂尊 ★☆☆☆☆

「チーム・バチスタの栄光」の続編。 ほとんど覚えていないけど「チーム・バチスタの栄光」よりも さらに面白くなかったはず。

グレート生活アドベンチャー/前田司郎 ★★★☆☆

これは最近読んだ中では凄くよいです。中身はただのダメ人間の話ですが。 冒頭、RPGについてアレコレ偉そうに言っている部分があるのだけれど、 それが現実世界とのコントラストが出ていて面白い。タイトルもいい。

真鶴/川上弘美 ★★☆☆☆

年配向けご当地恋愛ミステリー。 独特の川上弘美ワールド。幽霊出てきます。

きのうの世界/恩田陸 ★★★☆☆

ある町を舞台にした特殊ご当地ミステリー。 相変わらず不思議な感覚で持っていかれそうになる。 怖い話じゃないのに何故かそらオソロシイ。

砂漠/伊坂幸太郎 ★★★☆☆

伊坂幸太郎第1期の作品。学生モノ。 ゆるい雰囲気で流れるかと思いきや、中盤の事件を境に 空気が一変する。 漏れなく伊坂ワールドを楽しめる、いい作品だと思います。

守り人シリーズ/上橋菜穂子 ★★★★☆

星4つ付けてますけど、全部読むと結構タイヘンです。 「精霊の守り人」「闇の守り人」「夢の守り人」「虚空の旅人」「神の守り人」(2部) 「蒼路の旅人」「天と地の守り人」(3部)とボリューム満点。 日本版ファンタジー。面白いし深みもあります。 あ…

ふがいない僕は空を見た/窪美澄 ★★★★☆

日常文学作品。リレー形式。 方々でレビューを見ましたが、テーマは「命」だとする説には 共感できます。素晴らしい作品です。 本屋大賞はこっちが取ってほしかった。 作者は女性の方。写真も見ましたが綺麗な方です。

悪の教典/貴志祐介 ★★★☆☆

「新世界より」の貴志祐介作品。今回は学校モノ。エンターテイメントとしては一流。文藝としては二流。

偉大なる、しゅららぼん/万城目学 ★★☆☆☆

いつもの感じの現代ライトSF。琵琶湖が舞台。 今回はいつものよりいまいちだったかなあ。