2007-01-01から1年間の記事一覧
メディア規制の激しくなった未来を舞台にしたお話。4部作の完結編。 相変わらず全体的にぬるかったけど、普通に楽しめた。主題も分かりやすいし アイディアの勝利という感じがします。 主人公が発案した一発逆転のアイデアは、物語の中では絶賛されていたけ…
奇想天外な戦い(ホルモー)とその周辺を描いた「鴨川ホルモー」のサイドストーリー的作品。 「鴨川ホルモー」を読んで面白かった人には普通に面白い作品だと思います。 映画化しないかなホルモー。見ないけど。
近未来モノ。人種と性、それらを巡る主義が交錯する内乱状態の日本が舞台。 普通に面白い。グイグイ行きます。
短編、とは言いつつも、登場人物はつながっている。 伊坂幸太郎作品では、いやゆる「詭弁キャラ」が好きなのだけれど、今回は久しぶりに そういうキャラが出てきて面白かった。陣内くん。
筆力がない。
奈良を舞台にしたプチ歴史SF。 「鴨川ホルモー」程のインパクトはないけれど、ゆるく笑える感じで全体的には面白かった。 ラストが稚拙だけど、この人の場合これでいいのかも。
20歳そこそこの主人公(女性)を通して描かれる現代の一風景。そんな感じ。 最近の芥川賞作品の中ではよかった。
仙台を舞台とした割と青春モノ。 まあまあ。
演劇・舞台を題材にした作品。 役者なんて何が楽しいんだろうってずっと思ってたけど、これを読んで考え方が少し変わった。 グイグイ読ませる文章力はさすが。
ちょっと不思議な恋愛モノ。 脇役キャラの樋口さんの描写が好き。普通に空飛んでたり。
メディア規制の激しくなった未来を舞台にしたお話。続続編。 「図書館戦争」「図書館内乱」を読んでいない人のための説明の入れ方が下手。 今回初めて手に取る人にとっては不親切な説明だし、全部読んできた人にとってはわざとらしさを 感じるものになってい…
京都を舞台にした大学サークル間の奇想天外で戦い。文章力はイマイチな感じがするけど とにかく面白い。ぶっ飛んでる。ホルモーとか言葉の選び方も好き。
ニシノユキヒコという一人の男性を、彼と付き合った数々の恋人の視点から描いた恋愛小説。 今まで読んだ恋愛小説の中では1番まともだった。 これを読んで共感できる人はいわゆる幸せは掴めないような気がする。
高校を舞台としたホラーっぽい小説。 恩田陸のデビュー作。 「夜のピクニック」もそうだけど、この人は学校行事を考えるのが上手なんだと思う。
少し未来の東京を舞台にした現代小説。 世界設定というかロジックが相変わらず狂っててすごい。「ラブ問題集?」には笑った。
3部作の3番目「羊をめぐる冒険」の続編。村上春樹っぽいソフトSFもどきの冒険もの。 個人的には「羊をめぐる冒険」と同じぐらいおもしろかった。4部作でなく 3部作とされているからこの作品だけ評論化筋の受けがよくないのだろうか?よくわからない。 …
ロックンロールを題材にした短編7本。相変わらずカラっとした表現(特に曲名、 「あなたの心臓むしゃむしゃむしゃ」「涼しい土地に行きたいブルース」等)が面白い。 3部と4部が特によかった。
二・二六事件を題材にした時間遡行SF。 恩田陸の本格SFものを読んだのは初めてだけど圧倒的に面白かった。 挿話の入れ方とかセンスが抜けてる。