ねじまき鳥クロニクル/村上春樹 ★★★☆☆

出だしはよかったけど、後半がちょっと。

死神の浮力/伊坂幸太郎 ★★☆☆☆

久々の死神さん登場。まあまあ。

俺俺/星野智幸 ★☆☆☆☆

後半グダグダ。

残り全部バケーション/伊坂幸太郎 ★★☆☆☆

不発。

64(ロクヨン)/横山秀夫 ★★★★☆

久々の復帰作。グイグイ読ませる。2013年ナンバー1です。

夜の国のクーパー/伊坂幸太郎 ★★☆☆☆

イマイチ。

海炭市叙景/佐藤泰志 ★★★☆☆

日常の営みが淡々と描かれる。グイグイ読ませる感じではないがよいと思いました。

虐殺器官/伊藤計劃 ★☆☆☆☆

イマイチ。

かのこちゃんとマドレーヌ夫人/万城目学 ★☆☆☆☆

不発。

海賊とよばれた男/百田尚樹 ★★★☆☆

ウチの社長が好きそうな話だ。

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年/村上春樹 ★★★☆☆

まあ、安心のクオリティ。

シューマンの指/奥泉光 ★★☆☆☆

クラシック音楽を軸としたミステリー。特に後半はミステリー要素も多いけれど、 どちらかというと音楽のイデア論的なテーマが熱く、その展開はシビれるものがあった。 こういった特殊なテーマを扱った小説・漫画は、最近のものは特に予備知識なしに 楽しめる…

晩年/太宰治 ★★☆☆☆

文庫。 主にダメ人間作品で構成されています。 ダメな時はこの作品を思い出して「ああ、いくらダメになっても これ以上にはダメにならないだろう」と考えるのがよいかと思います。

出星前夜/飯嶋 和一 ★☆☆☆☆

島原の乱を題材にした歴史小説。 歴史モノだけに筆力はある。 ただ、エンターテイメントとしては落としすぎな感もあり。

ナイチンゲールの沈黙/海堂尊 ★☆☆☆☆

「チーム・バチスタの栄光」の続編。 ほとんど覚えていないけど「チーム・バチスタの栄光」よりも さらに面白くなかったはず。

グレート生活アドベンチャー/前田司郎 ★★★☆☆

これは最近読んだ中では凄くよいです。中身はただのダメ人間の話ですが。 冒頭、RPGについてアレコレ偉そうに言っている部分があるのだけれど、 それが現実世界とのコントラストが出ていて面白い。タイトルもいい。

真鶴/川上弘美 ★★☆☆☆

年配向けご当地恋愛ミステリー。 独特の川上弘美ワールド。幽霊出てきます。

きのうの世界/恩田陸 ★★★☆☆

ある町を舞台にした特殊ご当地ミステリー。 相変わらず不思議な感覚で持っていかれそうになる。 怖い話じゃないのに何故かそらオソロシイ。

砂漠/伊坂幸太郎 ★★★☆☆

伊坂幸太郎第1期の作品。学生モノ。 ゆるい雰囲気で流れるかと思いきや、中盤の事件を境に 空気が一変する。 漏れなく伊坂ワールドを楽しめる、いい作品だと思います。

守り人シリーズ/上橋菜穂子 ★★★★☆

星4つ付けてますけど、全部読むと結構タイヘンです。 「精霊の守り人」「闇の守り人」「夢の守り人」「虚空の旅人」「神の守り人」(2部) 「蒼路の旅人」「天と地の守り人」(3部)とボリューム満点。 日本版ファンタジー。面白いし深みもあります。 あ…

ふがいない僕は空を見た/窪美澄 ★★★★☆

日常文学作品。リレー形式。 方々でレビューを見ましたが、テーマは「命」だとする説には 共感できます。素晴らしい作品です。 本屋大賞はこっちが取ってほしかった。 作者は女性の方。写真も見ましたが綺麗な方です。

悪の教典/貴志祐介 ★★★☆☆

「新世界より」の貴志祐介作品。今回は学校モノ。エンターテイメントとしては一流。文藝としては二流。

偉大なる、しゅららぼん/万城目学 ★★☆☆☆

いつもの感じの現代ライトSF。琵琶湖が舞台。 今回はいつものよりいまいちだったかなあ。

失われた町/三崎亜記 ★★★☆☆

「町の消滅」に関わる人々を描く、SF作品。 「となり町戦争」もそうだけど、この人の作品は設定は結構ヘンテコだけど、 描かれる世界はあくまでリアルで引き込まれる。「となり町戦争」の時より 筆力も上がっているような気もするし、今後も楽しみ。

まひるの月を追いかけて/恩田陸 ★★☆☆☆

奈良の明日香村を舞台にした散策系ヒューマン・ドラマ&ミステリー作品。 ぐいぐい読ませる面白さがある。描写や構成も上手くて、読んでいて背筋が ゾッとする場面もあった。「ユージニア」もそういう場面があった。 今更気付いたんだけど恩田陸って歴史とか…

バイバイ、ブラックバード/伊坂幸太郎 ★★☆☆☆

どっかに連れ去られる前に、付き合っていた5人の女性に謝りに行く話。 構成としては「死神の精度」に近い。 最近の伊坂作品の中では面白かった。企画ものなので「第2期」としての 作品として書くのではなくて、自身の得意な手法でパパッと書いたのだろう。…

桐島、部活やめるってよ/朝井リョウ ★☆☆☆☆

高校生の日常の、少し裏側を描いた作品。 華やかな人は、華やかな人とグループ作って、 地味な人は、地味な人とグループ作って、そこには 超えられない壁があって、とかそんな話。 誰もが共感しやすい話だとは思うけど(だから売れる) 現実はもっと面白おか…

天地明察/冲方丁 ★☆☆☆☆

江戸時代前期の囲碁棋士が人生を賭して改暦に挑む話。 まあ、面白かった。

オー!ファーザー/伊坂幸太郎 ★★☆☆☆

父親が4人いる、不思議な家庭の話。 この作品のあとがきで著者自身が明確に語っているのだけれど、 ある時期から、何か「大きなテーマ」がないと作品を作ることができなくなって しまったそうだ。例えばそれが、「ゴールデンスランバー」や「モダンタイムス…

獣の奏者/上橋菜穂子 ★★★☆☆

「I 闘蛇編」「II 王獣編」「III 探求編」「IV 完結編」の感想をまとめて。「守り人」シリーズと同様、中世の和洋折衷世界を舞台としたファンタジー。 人に慣れない「王獣」という獣と、王獣に心を通わせるエリンという少女の 足跡と、それを取り巻く世界が…